アート喫茶オリーブ 予定表ブログ

六甲にあるアート喫茶オリーブの開催予定。

カラヤンの偉業を回顧した雨のミュージックサロン。

最近は雨の週末が多い気がしますね。
皆様、いかがお過ごしでしょう?
ところで、この日のミュージックサロンは
今年2008年に、生誕100年を迎えた
偉大な指揮者(特に日本での人気が高いらしい!)
Herbert von Karajan
そう、ヘルベルト・フォン・カラヤンの特集でした!
毎回過去の録画を鑑賞している「ミュージックサロン」ですが、
今回の映像は特に見ごたえがありました。
生前、カラヤン本人が相当「映像作品」として自分の芸術を
残すことに執念を燃やしただけあって、
至るところに凄い”こだわり”を感じました。
なんせ、普通の番組で単純に真正面から、
ただひたすら淡々と撮影した(たまに指揮者のアップが入るだけの)
工夫も情熱もなにもない、つまらない毎週日曜日の惰性
クラシック番組なんてものとは、まったく違うのです。
そもそも、まずカメラワークそのものからして芸術性が高い!
ほとんど、今、カメラ技術が格段に進んだ時代に見ても斬新で、
あたかも「未来派」か「アバンギャルド」な映像。
当然、音楽自体も素晴らしいのですが、カラヤン自身が
出資しただけあって、まったく完成度が違うのです。
しかも、これが1967年に収録されているなんて。
まるで貴公子のような風貌のカラヤン
ブランデンブルク協奏曲」バッハの作曲など、
なんて新しい解釈なんだろうと思うほどに
強烈で、しかも本人がチェンバロを演奏しながら、
合間に手を振るなどして指揮していて、
気合と気迫の躍動感溢れる仕上がりでした。
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というわけで、今回鑑賞したのは、
バッハの作品2曲(もう一曲は管弦楽組曲)、
ベートヴェンの「コリオラン序曲」「エグモント序曲」
ウェーバーの「魔弾の射手」、ロッシーニウィリアム・テル」歌劇、
そして、ワーグナーの歌劇「タンホイザー」序曲と盛りだくさんでした。
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そしてまた、次回も「続カラヤン特集 チャイコフスキー交響曲5番」。
是非、この記念すべき生誕100周年に
改めて偉大なる「カラヤン」の音楽を聴き直してみるのもいいな〜と思います。
来月は、6月28日午後2時からの予定です。